いや、ありますけど。
前の記事で「一代元」の名前を出したら、思い出したことがあったので、最近の話ではないのですが、書こうと思います。
ある日母が、私の従姉妹が、4号線バイパス沿いにあるラーメン屋でバイトを始めたんだって、と、教えてくれました。
それは行かないと! と、思ったのですが、母も「4号線沿い」としか聞いてなくて、店名は解らないとのこと。
とにかくバイパス沿いにあるラーメン屋。と、それだけの情報で、私は4号線バイパスに向かったのでした。
まあ、ここで、「何かやらかしたんだな」と、予測はつかれると思うんですけど。
真っ先に私の目に入ったバイパス沿いのラーメン屋。
それは、歩道橋横にある、小さなラーメン屋でした。
恐らく日本中で見かけると思われる、オレンジ地に白文字の「ラーメンショップ」の看板。独自の店名の看板は見当たりません。
「こんな小さなラーメン屋が他の町からバイトが来るような求人を出してるわけないだろう」
と、ちょっと考えればわかりそうなものですが、その時の私は脳が煮えていたのでしょう(いつもか)。
「ええっ、こんな小さなラーメン屋なの? そうなの? どうなの?」
とか思いつつ、そのお店の駐車場に車を停めてしまったのです(お店に入るのにちょっと勇気が要りました(笑))。
中も本当にこじんまりとしていて、カウンターがメインに、2人掛けの座敷席が2つ、10人位のお客しか入れません。
そして当然、そこにバイトをする従姉妹の姿はありませんでした。
お察しの通り、従姉妹のバイト先は、そこよりももう少しバイパスを北上したところにある「一代元」だったわけです(しかも私が行った時、既に従姉妹はバイトを辞めていました。情報が古いよ、母……)。
でも一応来たのだからと、ラーメンを注文して食べました。
これが、美味しくて!
ひょうたんから駒!? という感じでした(たとえが間違っている気もしますが……)。
帰ってから母に「違うラーメン屋に行っちゃった。でも美味しかったから良かった」という話をしましたら、そこは地元では美味しいと評判のお店だとのこと(何で母は外食なんかしないくせにそんなことを知っているんだ)。
まあ、栃木県にも「美味しいラーメン屋さんの本」とかありますけど、そういう本には絶対載らないだろうから、地元の人だけの穴場ラーメン屋なのでしょうね。
バイパス沿いなのだから、あちこちから来る人が探さず入れるお店だとは思いますが、近くに「一代元」とか一般的に入りやすいお店があると、そっちに流れてしまうだろうし……。
でも、そういえば、お客が途切れず入ってきていましたし、その後その道を通りかかっても、いつも車が停まっていて、ナルホド……と思いました。
参考
ラーメンショップ黒磯バイパス店 那須塩原市下厚崎51
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